ORDER
タキシードと聞いて連想するのはやはり結婚式の礼装。
日本人のライフスタイルの中では、今ひとつ馴染みが薄いかもしれないが、タイではパーティーなどでタキシードを優雅に着こなしている人を多く見かける。
実際に私も日本ではタキシードを着るなんて考えたこともなかったが、つい先日、タイでの式典に参加させていただく機会があり、舞台挨拶もしなければならなかったので、思い切ってタキシードを着用してみた。
初めて着るタキシードは何とも不思議な感じで、まるで自分がセレブにでもなったような華やかな気持ちになった。
やはり着るものは人の気持ちをも左右し、着用するだけでテンションも必然と上がってくる。
皆さんも経験したことがあるかもしれないが、タイでの式典やパーティーでは写真を撮る機会が非常に多く用意されている。
はじめは全く写真に興味のなかった私も、いつしかどうせ撮るならカッコよく写りたいと思ってしまう。
普段ならまだしも、せっかくの機会だからこそ、自分の体型にあった洋服選びで自分を高く演出したいものである。
そこで、今回は2つのパーティードレスを紹介させて頂きたい。
まず一つはタキシードの基本とも呼ばれる黒のショールカラー。
上質ウールを100%使用しながら濃染加工を施すことで、品格の香る深い黒を実現している。
また、襟の拝見部分にはシルク素材が使われており、自然素材の持つ光沢感がより高級感を漂わせてくれる。
そしてもう一つは、限定企画で発売された“ブラックウォッチ柄”。
スコットランドの伝統的なチェックを採用したデザインで、オーセンティックなタキシードスタイルにファッショナブなアクセントが加わり、着こなしがいに満ちたお洒落なアイテムに仕上がっている。
他人とちょっと違ったお洒落を楽しみたい方にぜひおすすめしたい。
タキシードのコーディネートの基本は黒のタキシードに白のウィングカラーシャツ、黒のチョウネクタイとなっているが、近年は伝統に縛られず、個性を出しながらのお洒落を楽しむ方も増えてきている。
いずれにしてもお祝い事で着用するので、そこまでシビアに考えず、合わせるシャツやボウタイ、チーフなどで多彩な演出を楽しんでみてはいかがだろうか。
少しずつだが、コロナ規制の緩和も進んできているタイ。
来年にはまた以前のように華やかな式典やパーティーが開催されることを願いたい。
そして、その際には普段の自分とはちょっと違った新たな装いを、ここタイで楽しんでみてはいかがだろうか。