【就活ネクタイ大全】リクルートスーツ用ネクタイはこう選ぶ
リクルートスーツ用のネクタイはどうやって選ぶのか?色、柄、素材、本数、業界別、結び方、タイピンの有無、保存方法などについて解説します。
リクルートスーツにぴったりのネクタイの選び方
就活時に身につけるネクタイの色や柄によって、面接官に与える印象が変化します。ネクタイで効果的に自己アピールするために、ネクタイの選び方に悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、面接で良い印象を与え、内定をつかみ取るために役立つネクタイの選び方についてご紹介します。
はじめに、リクルートスーツにぴったりのネクタイの選び方を、ポイントでご紹介します。
- 色は青・紺が無難でオールマイティー
- 柄は無地・レジメンタル・チェック・小紋など
- 素材はシルク100%
- 幅は7~8cmが最適
- 業界にあわせて、ネクタイの色・柄を選ぶのがポイント
- タイピンは付けないほうが無難
- シワを防ぎ、長く愛用するためには保存方法が重要
リクルートスーツ用ネクタイの色の選び方
ネクタイの色により、相手に与える印象が変化します。そのため、企業・業界が求めているイメージに合った色を選ぶことがポイントです。ここでは、就活時のネクタイの色の選び方と、与える印象について解説します。
リクルートスーツにおすすめのネクタイの色
青・紺
就活用ネクタイの人気カラーである青や紺(ダークネイビー)は、誠実・勤勉・清潔な印象を与えます。
オーソドックスなカラーで、幅広い年代のビジネスマンから人気が高いのが特徴です。
青・紺のネクタイは、様々なシーンや業界で幅広く対応できるため、最初に購入するネクタイとしておすすめです。
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水色
水色のネクタイは、明るくて清潔感があり、若々しい印象を与えます。
特に、暑い季節に水色のネクタイを着用すると、爽やかなイメージを演出できます。しかし、冬に水色のネクタイを着用すると、季節はずれの印象を与えてしまいます。
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グレー
グレーは知的・勤勉・上品・落ち着きがある、などのイメージを与えます。
穏やかで真面目な雰囲気を演出するのにも効果的。公務員や金融など比較的堅い業界の面接時に、グレーのネクタイをコーディネートするのもおすすめです。
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赤・エンジ
情熱を感じさせる赤やエンジ、ワイン系のカラーは、 前向きなイメージを与えます。内定を決める勝負どころでやる気をアピールしたい時に、赤やエンジのネクタイを取り入れるのもよいでしょう。
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橙・黄色
橙・黄色は協調・活発・親近感・社交的な印象を与えます。面接時のディスカッションで、コミュニケーション能力をアピールしたい時におすすめです。
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リクルートスーツでは避けたいネクタイのNGカラー
黒・白のネクタイは、 冠婚葬祭などのフォーマルな印象が強いためNG。就活時は白いシャツを着るため、黒や白のネクタイとあわせると、冠婚葬祭の服装に見えてしまいます。
また、ゴールドなどの明るく派手な色のネクタイは、カジュアルなイメージが強く、就活時には不向きです。
暗く落ち着いた色のネクタイは無難でオールマイティーですが、地味すぎる色のネクタイでは、やる気を感じさせず面接官の印象に残りづらいので、注意しましょう。
就活時に避けたいネクタイのNGカラー
- 黒や白の無地
- ゴールド
リクルートスーツ用ネクタイの柄の選び方
リクルートスーツにおすすめのネクタイの柄
ネクタイには、無地やレジメンタルのストライプ、チェック、ドット(水玉)、小紋柄、ペイズリーなど様々な柄があります。
就活時には、スマートで誠実、落ち着いたイメージを与える柄がおすすめです。ここでは、リクルートスーツに最適な3つの柄をご紹介します。
レジメンタルストライプ
レジメンタルストライプとは、英国の連隊の軍旗から生まれた、斜め右上に向かうストライプの柄です。知的で落ち着いた雰囲気があり、リクルートスーツ用ネクタイでは定番の柄です。
レジメンタルとよく似たリバースストライプという柄もあります。
リバース柄の特徴は、斜め左上に向かうストライプで、最初に発表したアメリカのブランド「ブルックス・ブラザーズ」にちなんで、アメリカ式ストライプとも呼ばれます。
リクルートスーツ用ネクタイではオーソドックスなストライプやレジメンタルですが、外資系企業に面接するときには注意が必要です。レジメンタルのネクタイは、もともと所属している隊を表すデザインであるため、欧米のビジネスシーンではレジメンタルの着用を避ける風潮があります。
無地
無地・ソリッドのネクタイも、レジメンタルと並び、就活時に定番の柄です。
無地のネクタイは、柄で悩まずに済むのも人気の理由。ただし、黒・白の無地ネクタイは冠婚葬祭に使われるイメージが強いため、就活では避けましょう。
また、無地のネクタイの中には、剣先が細めのナロータイもありますが、ファッション性が強いため、就活時には不向きです。
チェック
チェックは親しみやすく活発なイメージが特徴的。
太いチェック柄はカジュアルな印象を与えるので、細かいチェック柄を選ぶのがポイントです。また、落ち着いた印象を与えるために、地色と合わせ3色以内にまとめましょう。
ドット・水玉
ドット・水玉の柄は真面目で落ち着いた印象を与えます。
ドット・水玉の柄を選ぶときは、上品な印象を演出できる小さめのドットのピンドットがおすすめです。大きめのドットはカジュアル感が強くなるため避けましょう。
小紋柄・クレスト
小紋柄とは、小さな紋章が並んだ柄です。レジメンタルに小紋柄をあしらった「ロイヤルクレスト」という柄もあります。小紋柄は、誠実で落ち着いたイメージを演出でき、特に欧米のビジネスシーンで人気の柄です。紋章が小さく、落ち着いた雰囲気の小紋柄を選ぶのがポイント。
リクルートスーツでは避けたいネクタイの柄
キャラクター柄などの奇抜な柄や、模様が多い柄・ペイズリーなどは主張が強く、就活にはNGです。
大きめのストライプ、水玉、小紋などの柄は、カジュアルすぎる印象を与えるので避けましょう。
また、大剣(剣の幅が太い方の剣先)と小剣(剣の幅が細い方の剣先)でデザインや色が異なるクレリックタイプは、就活向きではありません。
就活時に避けたいネクタイの柄
- 黒・白色の無地
- ブランドロゴ柄
- キャラクター
- ペイズリー
- クレリックタイプ
- 大きなストライプ・水玉…など
※ レジメンタルは、外資系企業の面接時に注意が必要。
リクルートスーツ用ネクタイの素材の選び方
ネクタイの素材の種類
ネクタイの素材には、一般的なシルク、ポリエステル、ニット、ウールやリネン(麻)など、いくつも種類があります。大剣や小剣の裏についているタグに素材が記載されているので、チェックしてみてください。また、素材がわからない場合は、店員に相談してみましょう。
シルク素材がリクルートスーツに最適
リクルートスーツに最適なネクタイの素材はシルクです。
シルクは上品で美しく自然な光沢があり、就活からフォーマルなシーンまで幅広く対応できます。
ネクタイの素材選びに迷ったら、まずはシルク素材を選ぶとよいでしょう。
ポリエステル素材のネクタイは、シルク素材と比べると光沢感が強く、比較的安価なのも特徴です。
ポリエステル素材のネクタイは洗えるタイプもあり、シワになりづらいというメリットがあります。一方で、シワができてしまうと、シワを取りづらいというデメリットもあります。
ニット、ウール、リネンはカジュアルなイメージが強く、就活時には不向きです。
リクルートスーツ用ネクタイのおすすめの幅は?
ネクタイの剣先の幅により、相手に与える印象は変化します。
就活時におすすめなのは、剣(大剣)の幅が7~8cmのオーソドックスな太さのネクタイです。
最近では、剣の幅が6cm以下のナロータイも多く売られています。細めのナロータイは、見た目が華やかで若々しい印象を与えますが、ファッション性が強いため面接時には不適切なデザインです。
リクルートスーツ用ネクタイは何本必要?
リクルートスーツ用のネクタイは、面接する企業や業界にあわせて、ネクタイの色・柄を選ぶのがポイント。
金融業界など、企業ごとにイメージカラーが決まっていることもあります。ライバル企業のイメージカラーのネクタイを着用していくと、面接官に悪い印象を与えることも。面接する企業や業界のイメージにあったネクタイの色を準備するとよいでしょう。
一般的な必要本数は最低でも2本(就職活動において、1社あたり最低でも2回は面接があるため)。3本以上あると安心だといわれております。
業界別おすすめリクルートスーツ用ネクタイ
業界や職種により、面接官が求めている人材のイメージは異なります。
比較的堅い業界では協調性や誠実さが重視され、ITやサービス業では明るさやコミュニケーション能力が求められる傾向があります。そのため、業界の求めているイメージにあわせて、ネクタイのカラーや柄を選ぶと効果的です。ここでは、業界や職種ごとにおすすめのカラーをご紹介します。
IT・サービス
社交的で明るいイメージのIT・サービス業界には、コミュニケーションカラーと呼ばれる黄色のネクタイで親近感をアピールするのがおすすめです。
情熱を感じさせる赤やエンジのチェック柄と組み合わせることで、より活発なイメージを演出できます。
商社・不動産
情熱とやる気を感じさせる赤・エンジは、商社・不動産業界や営業職に最適なカラーです。
派手すぎず、落ち着いた色味の赤・エンジを選ぶのがポイント。最終選考などの勝負どころで、赤やエンジのネクタイを取り入れるのもおすすめです。
金融・公務員
金融業界や公務員など、比較的堅い業界の面接には、グレーのネクタイを組み合わせて、勤勉・知的・穏やかなイメージを演出してみましょう。小紋柄やドット柄と組み合わせると、より誠実で真面目な印象を与えます。
クリエイティブ・アパレル
服装が比較的自由なクリエイティブ・アパレル業界では、ピンクのネクタイでコーディネートしてみるのもおすすめです。ピンクは穏やかで、親近感を感じさせます。あまり派手過ぎず、落ち着いたカラーやデザインのネクタイを選びましょう。
青・紺色はどの業界でもOK
爽やかで清潔感があり、誠実・知的・勤勉などの印象を与える青・紺色(ダークネイビー)のネクタイなら、どの業界でも対応できるオールマイティーなカラーです。
※水色のネクタイは涼しいイメージがあり、夏場の服装に合わせるには最適なカラーですが、冬は冷たく季節外れな印象を与えるため控えましょう。
リクルートスーツ用ネクタイの結び方
ネクタイの結び方には、プレーンノット、ダブルノット、ウインザーノット・セミウインザーノットなど、いくつも種類があります。その中で、就活時に着るレギュラーカラーのワイシャツに最適なネクタイの結び方をご紹介します。
プレーンノットがおすすめ
就活時のネクタイの結び方は、プレーンノットがおすすめです。
オーソドックスな結び方のプレーンノットは、簡単で覚えやすく、就活・ビジネスシーンから冠婚葬祭などのフォーマルなシーンまで対応できます。
プレーンノットは結び目が小さいので、レギュラーカラーなど襟の開きが狭いワイシャツと相性が良い結び方です。
【プレーンノットの結び方】
- 大剣(剣が太い方)を長めにとり、小剣(剣が細い方)の上で交差します。
- 大剣を小剣の裏へ通します。
- 大剣をもう一度、小剣の上で巻きます。
- 大剣を裏側から首もとへ通します。
- 結び目のループ状の部分に、大剣を上から通します。
- ディンプル(えくぼ)を作りながら、結び目を締めて完成です。
※結び目を締めるときにディンプルをつくると、結び目が立体的になり美しく見えます。
リクルートスーツ用ネクタイにネクタイピンをつけても良い?
リクルートスーツに、ネクタイピンをつけていただいても構いません。
ネクタイピンはネクタイが曲がるのを防ぎ、かがんだ時にネクタイが前に垂れないよう固定するためのアイテムです。しかし最近では、ネクタイピンはファッションアイテムというイメージが強いため、就活時(特に面接時)に身につける場合は、シルバーカラーで装飾の少ないシンプルなデザインのものを選びましょう。
リクルートスーツ用ネクタイの保存方法
ネクタイの汚れをチェック
ネクタイが汚れていると見た目が悪く、面接官に悪い印象を与えます。スーツ着用時や脱ぐ時に、ネクタイに汚れがないかチェックしましょう。
シルク100%素材のネクタイは、繊維がデリケートで毛羽立ちやすいので、自宅での洗濯はNG。また、汚れた部分をこすると、色落ちや毛羽立ちの原因となります。汚れに気づいたら、すぐにクリーニングに出しましょう。
ネクタイのシワを防ぐ保存方法
ネクタイは、結び目の部分がシワになりやすいので、着用後の保存方法も重要なポイント。シワになったネクタイでは、見た目で悪い印象を与えてしまいます。
ネクタイを脱いだあとは、すぐにネクタイハンガーにかけて保存しましょう。また、丸めて収納すると、折り目なく保存できます。
ここまで「リクルートスーツ用ネクタイはこう選ぶ」と題して、メンズリクルートスーツに合わせるネクタイについて、解説させて頂きました。
皆さんの就職活動時のネクタイ選びに、少しでも参考になれば幸いです。
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※画像はイメージです。最新の商品はスーツセレクト公式通販サイトをご覧ください。