メンズリクルートスーツに必要なアイテムのすべて
就活を上手に進めるためには、リクルートスーツだけでなくコーディネートアイテムの選び方も重要です。最適なアイテムを選ぶことで統一感が生まれ、ビシッとした印象を演出できます。
今回はメンズリクルートスーツに欠かせないワイシャツ・ネクタイ・コート・シューズ・バッグ・ベルト・その他の小物アイテムの選び方についてご案内します。
リクルートスーツに合わせるべきワイシャツ
リクルートスーツに合わせるべきワイシャツのポイント
- 色・柄:白い無地のシャツ
- 襟の形:レギュラーカラーorセミワイドカラー
- 首まわり:シャツの第一ボタンを締めたときに、首とシャツの間に指一本分余裕があるサイズ
- 肩幅:シャツの肩ラインと、自分の肩幅をぴったりと合わせるのがポイント
- 胸囲:スリム過ぎず、若干の余裕があるサイズ
- 袖丈:スーツのジャケットの袖から、1~1.5cmほど出る長さ
- シワになりにくい形態安定シャツがおすすめ
- シミや首・袖口まわりの黄ばみに注意
リクルートスーツに合わせるべきワイシャツといえば、白い無地のシャツです。襟の形はレギュラーカラーやセミワイドカラーが定番です。
ワイシャツを選ぶときには、まずスーツ専門店で採寸してもらい、自分にぴったりのサイズを把握することがポイントです。サイズが大きいとだらしのない印象を与えてしまいます。また、小さすぎても窮屈に見えてしまい、せっかくのスーツ姿が台無しになってしまいます。
首まわり・肩幅・胸囲・袖丈などの正確なサイズを把握することが、最適なシャツ選びには欠かせません。特に首まわりと袖丈のサイズは、外からの見た目に直接影響するので注意しましょう。
最近は形態安定のノンアイロンシャツが多く売られています。形態安定タイプのシャツは、アイロンでシワを伸ばしやすくて、着用していてもシワが付きにくいのでおすすめです。
白いシャツは、シミ・汚れや、首・袖口まわりの黄ばみが目立ちやすいので、着用後は早めに洗濯、またはクリーニングに出しましょう。
連日の説明会や面接に備え、ワイシャツを3枚~4枚ほど用意しておくと安心です。
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リクルートスーツに合わせるべきネクタイ
リクルートスーツに合わせるべきネクタイのポイント
- 色:紺・青、グレー、赤・エンジなど
- 柄:無地、レジメンタルストライプ、チェック、小紋柄などが定番
- 面接する業界にあわせて、ネクタイの色・柄を選ぶのがポイント
- 素材:シルク100%がおすすめ
- 剣幅:剣の幅が7~8cmのオーソドックスな太さ
- 結び方:さまざまなシーンに対応できるプレーンノットが最適
- ネクタイピンは付けなくても大丈夫
- シワにならないよう保管
リクルートスーツに合うネクタイの色
リクルートスーツはシンプルなデザインなのでほとんどの色柄のネクタイが合います。その分、何を選べばいいのか悩んでしまう方が多いです。実はネクタイによって面接官に与える印象が変化します。自分が与えたい印象によって選んでみてはいかがでしょうか。
1.ブルー・ネイビー
ダークネイビーやサックスブルーなどの青系の色は誠実・勤勉・清潔な印象を与えます。オーソドックスなカラーで、幅広い年代のビジネスマンから人気が高いのが特徴です。様々なシーンや業界で幅広く対応できるため、最初に購入するネクタイとしておすすめです。
2.グレー
グレーは知的・勤勉・上品・落ち着きなどのイメージを与えます。穏やかで真面目な雰囲気を演出するのにも効果的。公務員や金融など比較的堅い業界の面接時に、グレーのネクタイをコーディネートするのもおすすめです。
3.赤・エンジ
情熱を感じさせる赤やエンジ、ワイン系のカラーは前向きなイメージを与えます。内定を決める勝負どころでやる気をアピールしたい時に取り入れるのもよいでしょう。
4.オレンジ・イエロー
橙・黄色は協調・活発・親近感・社交的な印象を与えます。面接時のディスカッションで、コミュニケーション能力をアピールしたい時におすすめです。
リクルートスーツに合うネクタイの柄
就活用のネクタイの色は柄は無地やレジメンタルストライプ、チェック、ドット、小紋柄などが一般的です。ストライプやチェックの線は細め、ドットや小紋などの柄は小さめを選ぶのがポイントです。自分が面接を希望する業界・企業のイメージにあった、ネクタイの色・柄を選ぶのもよいでしょう。
ネクタイの結び方は、まずはプレーンノットを覚えると便利です。就活・ビジネスシーン・冠婚葬祭まで、幅広いシーンに対応できるので、覚えておいて損はありません。ネクタイはシワになりやすいので、着用後はネクタイハンガーにかけるか、渦巻き状に丸めて収納しましょう。
リクルートスーツに最適なネクタイについてさらに詳しく知りたい方はこちら
リクルートスーツに合わせるべきコート
リクルートスーツに合わせるべきコートのポイント
- 色:どのような業界にも対応できる黒色がおすすめ
- デザイン:シンプルなステンカラーコート、トレンチコートが定番
- 着丈:スーツのジャケットよりも長い丈
- 素材:コットン、ウール、ナイロン、ポリエステルなどが一般的
- 試着はリクルートスーツのジャケットの上から
- コートの着脱は、訪問する建物の外で
冬場の就活にコートは欠かせないアイテムです。リクルートスーツに合わせるコートは、黒色のステンカラーコートやトレンチコートが定番です。装飾がなく、落ち着いたデザインを選びましょう。
着丈はスーツ・ジャケットより長いものを選びましょう。あまり長すぎると、動きずらくなるため、長くても、膝上ぐらいのものを選びましょう。就活用コートを選ぶときには、正確なサイズを確認するために、普段着ではなく、リクルートスーツの上から試着して、着丈・肩幅・身幅などのサイズをチェックしましょう。
面接や説明会に訪問するときには、建物に入る前にコートやマフラーを脱いでおきましょう。帰る時も建物の外に出てからコートを着用してください。
着脱可能ライナー付きのコートなら、冬季に加えて、春・秋の少し肌寒い季節にも対応できるので便利です。
リクルートスーツに合わせるべきバッグ
リクルートスーツに合わせるべきバッグのポイント
- 色:素材、ステッチも黒
- デザイン:装飾が少なくシンプルな無地のブリーフバッグ
- 素材:ナイロンや皮革(天然・合皮)など
- サイズ:A4サイズが入るサイズ
- 床に置いたときに自立するタイプがおすすめ
- 軽量、防水などの機能性があるとさらに◎
リクルートスーツに合わせるバッグはデザインと実用性が重要です。
デザインは黒無地のブリーフバッグが良いでしょう。トートバッグやバックパック(リュック)は、カジュアルなデザインなので就活には不向きです。
素材は牛革などの天然皮革でなくても構いません。最近は軽量・防水性のナイロン素材も人気です。ただし、キャンバス生地などカジュアルな素材は避けましょう。
また、床に置いたときに自立するタイプのバッグを選ぶのがポイントです。底に鋲(びょう)があるバッグは、床に置いた時に安定しやすく、汚れが付くのを防ぐ効果もあるためおすすめです。履歴書やA4サイズの資料を折り曲げず、スムーズに収納できるサイズを選ぶと良いでしょう。
リクルートスーツに合わせるべき靴
- 色:皮・ステッチともに黒色
- 素材:天然皮革が最適
- デザイン:ストレートチップ、Uチップ、プレーントゥなどの紐靴が一般的
- 羽根:靴紐を通す羽根の部分は、内羽根が最もフォーマル
- 紐の結び方:紐の通し方は「シングル」、結び方は「ベルルッティ結び」がおすすめ
- 必ず試し履きして、縦サイズ(cm)と幅サイズ(E)を確認すること
- 適切なメンテナンス、保存方法で長く愛用できる
スーツに合わせる革靴は、さまざまなデザインがあるので、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
リクルートスーツ用の革靴はオーソドックスな黒色の天然皮革の革靴が最適です。つま先のデザインはストレートチップ、甲のデザインは内羽根タイプの革靴が最もフォーマルでどの業界にも対応できます。
革靴を美しく見せるためには、正しい靴紐の通し方・結び方が欠かせません。「シングル」という方法で羽根に紐を通し、「ベルルッティ結び」で結ぶと、解けにくく、美しい見た目に仕上がります。
靴紐の通し方 シングル
※注釈:リーガル「靴紐の通し方と結び方」の図より。
革靴のソールは、主にラバーソールとレザーソールの2種類あります。ラバーソールのメリットは、長時間歩いても疲れにくく、雨でも滑りにくいところにあります。レザーソールは 高級感があり、通気性に優れています。シーンによって使い分けてみてはいかがでしょうか。
左ラバーソール、右レザーソール
リクルートスーツ用の革靴を選ぶときには、店頭で試し履きして、フィット感を確認することが重要です。試し履きの際には、カジュアルな靴下ではなく、スーツ用の靴下を着用して、実際のフィット感をチェックしましょう。ぴったりのサイズを選ぶことで靴擦れを防ぎ、疲れにくく快適な履き心地を維持できます。
革靴は汚れや湿気が苦手なので、履いた後のメンテナンスや適切な保存方法が重要です。ブラッシングで汚れを落とし、靴用クリームで皮革に栄養をあたえ、湿気を防いで保存することで、お気に入りの革靴を長く愛用できます。
リクルートスーツに合わせるべきベルト
リクルートスーツに合わせるべきベルトのポイント
- 色:皮革、ステッチともに黒
- 柄:無地のもの。メッシュ、パンチングレザー、模様入りのものは避ける
- 素材:天然皮革などのレザー素材
- 幅:パンツのベルトループより若干小さめの幅
- 長さ:真ん中のベルト穴がぴったりのサイズ※調整できるものを選ぶ
- バックル:シルバーの四角型。※シンプルなデザイン
ベルトはジャケットを着ているとあまり目立ちませんが、就活に最適なデザインのベルトを選ぶことで統一感のある見た目を演出できる重要なアイテムです。就活時には、シンプルな黒レザーのベルトが最適です。表面に柄や凹凸がない、落ち着いたデザインのベルトを選びましょう。
長さの目安は、自分のウエストと、真ん中のベルト穴がぴったりあうサイズを選びましょう。長さを調整できるタイプもありますので、余分な長さはカットして調整しましょう。
バックル(金具の部分)のデザインは、シルバーの四角型のものを。シンプルで、装飾がないデザインがおすすめです。
リクルートスーツに合わせるべき小物(関連)アイテム
リクルートスーツに合わせるべき小物(関連)アイテムのポイント
- 靴下:黒無地、紺無地のスーツ用靴下
- ハンカチ:落ち着いた色・デザイン
- インナー:白無地、スキンベージュ
リクルートスーツに合わせる小物(関連)アイテムも重要なポイントです。
特にスーツに合わせる靴下は必ず面接官の目に映ります。カジュアルな靴下ではなく、スーツ用の黒無地、もしくは紺無地を用意しましょう。
ハンカチはハンドタオルではなく、スーツ用のハンカチを用意しておくことが重要です。落ち着いた色・デザインの紳士用ハンカチを選びましょう。
ワイシャツの下に着用するインナーは、直接は見えませんが柄・プリントがあるとワイシャツから透けて見え、とても目立ってしまいます。インナーは必ず白無地や、スキンベージュなどのシンプルなものを、着用しましょう。
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