どんな色とも相性の良いグレーのスーツ。
どんな色とも相性が良いと、かえって、着こなしに迷ってしまうことはないでしょうか?
代表的なグレーのスーツである、チャコールグレー、ミディアムグレー、ライトグレー。
それぞれのグレーのスーツに合うコーディネートを、ネクタイに注目してご案内させて頂きます!
グレーのスーツに合わせたいネクタイ特集!
グレーのスーツは何色のネクタイでも合う!?
黒に近い、深いグレーのチャコールグレー(ダークグレー)、白と黒の中間的色のミディアムグレー、白に近い、淡いグレーのライトグレーは、いずれも白から黒の間に位置する色です。
左からチャコールグレー、ミディアムグレー、ライトグレー
白と黒の間ということは、ネイビーやブラウンなどの、他の色のスーツとは違い、色彩の世界では、色味の無い色、「無彩色」と呼ばれる色に属しています。
※黒や白もグレー同様に、無彩色に属しています。
よくいわれる、「モノトーン」というのは、無彩色である、グレー(灰)・ブラック(黒)・ホワイト(白)のみの組み合わせのことをさします。
モノトーン=無彩色という独立した世界にある色なので、ブルー(青)やネイビー(紺)などの寒色や、オレンジ(橙)やレッド(赤)などの暖色、グリーン(緑)やブラウン(茶)の中間色などの、すべての有彩色とバランスよく、均等に接することができる色だといえます。
暖色、寒色、中間色の色合わせは、色のイメージがそれぞれ異なるため、色毎の相性を考えて、組み合わせる必要があります。
無彩色であるグレーに関しては、特に合わない色がないため、コーディネートに悩む必要がありません。
またグレーは、他の色を「落ち着かせる効果」があります。
そのため、派手な色であっても、グレーと合わせることで、派手さを抑えることができます。
グレーは非常に便利な色といえるのではないでしょうか。
チャコールグレースーツ編
チャコールグレーとは、ビジネスシーンで使われるグレーの中で、最も色の暗い(深い)グレーです。
黒に近いグレーで、別名ダークグレ−と呼ばれます。
暗めの色のグレーなので、落ち着いた印象を演出できます。
グレーのスーツに初めて挑戦したいという方や、新入社員の方で、明るすぎるスーツはNGという、グレースーツのビギナーには、もってこいの色です。
チャコールグレースーツ×ホワイトシャツ×ボルドーソリッドタイ
定番のコーディネートから、ご紹介します。
チャコールグレースーツに、ホワイトシャツ、そして「ボルドーのソリッドタイ」を合わせたコーディネートです。
ボルドーとはフランスのボルドー産の赤ワインにちなんだ色のことで、暗めの赤のことをさします。
※ボルドーと近い色で、バーガンディーという色がありますが、バーガンディーとは、フランスのブルゴーニュ地方でつくられる赤ワインのことで、暗めの少し紫がかった赤色のことをさします。
チャコールグレースーツのネクタイを選ぶ上で、気をつけたい点は、色のトーンを合わせることです。
赤系のネクタイを合わせる時に、鮮やかな赤を選んでしまうと、良くも悪くも、胸元が明るく浮いてしまいます。
結婚式など、お祝いの席を除いては、少々派手にうつります。
ビジネスシーンにおいては、赤系の中でもボルドーのような、落ち着いた赤色選びましょう。
そうすることで、赤系の色の特色である、アクティブなエネルギーを感じさせながらも、上品な印象を演出することができます。
チャコールグレースーツ×ホワイトシャツ×ブラックニットタイ
チャコールグレーのスーツに、ホワイトシャツ、そして、「ブラックのニットタイ」を合わせたコーディネートです。
灰色×白色×黒色を合わせた、モノトーンの着こなしです。
モノトーンのコーディネートは、都会的で、洗練されたイメージを演出することができます。
ここでのポイントは、ネクタイをニット素材にしているところです。
色が黒ということもあり、シルク素材のサテン地のネクタイにしてしまうと、フォーマルな着こなしになってしまいます。
ニット素材にすることによって、黒でありながらも、重くなりすぎず、程よくドレスダウンした着こなしになります。
無彩色である、グレーは何色とも相性が良い色ですが、モダンでシックな着こなしを演出したい場合は、無彩色のみを使って、コーディネートしてみましょう。
チャコールグレースーツ×ホワイトシャツ×ブラウン小紋タイ
チャコールグレーのスーツに、ホワイトシャツ、そして「ブラウンの小紋タイ」を合わせたコーディネートです。
クラシックな雰囲気を演出したい時には、ブラウンの小紋柄のネクタイがおすすめです。
こなれた雰囲気や、シックな大人の雰囲気が醸し出せるので、落ち着きを持ったイメージが生まれます。
小紋柄は、柄が小さいとクラシック、大きいとカジュアルな印象になると言われておりますが、大きい柄であっても、ダーク系の色を選べば、カジュアルな印象になりすぎず、落ち着いた印象を演出できます。
ネクタイのブラウンに合わせて、革靴もブラウンを選び、センターラインの色あわせをして、全体を整えましょう。
大人のおしゃれな着こなしを楽しめます。
ミディアムグレースーツ編
ミディアムグレースーツは、名前からもわかるように、チャコールグレー(ダークグレー)とライトグレーの、間の明るさの色のグレーです。
チャコールグレーの落ち着いた印象と、ライトグレーの明るさ、爽やかな印象を、併せ持った色です。
同じグレーでも、チャコールグレーや、ライトグレーは、グレーの色の深さに特徴があるため、季節のイメージがつきやすい色です。
暗めのグレーであるチャコールグレーは、秋冬、そして明るめのグレーであるライトグレーは、春夏を連想する方が多いのではないでしょうか。
しかしながら、中間の色である、ミディアムグレーに関しては、明確な季節のイメージはありません。
明確な季節のイメージがないということは、季節問わず、オールシーズンとりいれることのできる、色であるといえます。
スーツの素材感、またインナーの合わせ方で、一年中楽しむことのできる色のため、毎日スーツを着用するビジネスマンには、おすすめのグレーのスーツです。
ミディアムグレースーツ×サックスブルーシャツ×ネイビーソリッドタイ
ミディアムグレーのスーツに、サックスブルーのシャツ、そして「ネイビーのソリッドタイ」を合わせたコーディネートです。
Vゾーンを、青系の濃淡で組み合わせた、ミディアムグレースーツの着こなしです。
グレーのもつ落ち着きと、青系の色のもつ爽やかさの、両方を演出することができます。
無地見えする、ツイル織りのため、ふんわりとした上品な光沢が、着こなしをクラスアップしてくれます。
※ツイルとは綾織のことで、タテ糸とヨコ糸を交互ではなく、1回又は2回飛ばして交差させた織り方です。
写真のように、生地表面に斜めにラインがはいっているのが特徴的です。
ミディアムグレースーツ×サックスブルーシャツ×ネイビーチェックタイ
ミディアムグレーのスーツに、サックスブルーのシャツ、そして「ネイビーのチェックタイ」を合わせたコーディネートです。
少しカジュアルで、遊び心をもったスタイルを演出したい時には、ミディアムグレーのスーツに、ネイビーのチェックタイがおすすめです。
チェック柄は親しみを与えてくれる柄です。
色数が多くなると、カジュアルになりすぎてしまうため、シャツの色と合わせた青系である、ネイビーカラーを合わせています。
ミディアムグレースーツ×サックスブルーシャツ×ブラウン レジメンタルストライプタイ
ミディアムグレーのスーツに、サックスブルーのシャツ、そして「ブラウンのレジメンタルストライプのネクタイ」を合わせたコーディネートです。
コーディネートをする際、3色を上手く、使いこなすことができれば、よりおしゃれなイメージに繋がります。
使う色が多くなっても、無彩色である、グレーがバランスを整えてくれるため、安心です。
サックスブルーのシャツに、ブラウンのネクタイを合わせた、アズーロ・エ・マローネと呼ばれる、イタリアでは定番のコーディネートになります。
ネクタイのブラウンの色のトーン(明るさ)は、ダーク系でもライト系でも、あいますが、スーツのミディアムグレーの色と、トーンを合わせると、着こなしに統一感がでるので、おすすめです。
その際、足元にくる革靴も、やや明るめの、ミディアムブラウンを選んで、スーツ、ネクタイと、色合いを合わせていきましょう。
ライトグレースーツ編
ライトグレーは、グレーの中で最も明るく、白寄りのグレーのことを指します。紹介してきた、グレーの色の中で、ファッション性が高く、おしゃれな印象を与えることができる色だといえます。
「上品」「優しい」「都会的」「エレガント」「控えめな」「繊細な」「カジュアル」「爽やか」「若々しい」「スマート」「おしゃれ」
これはライトグレーの与える、色の特徴です。
スーツの素材感・柄、また合わせるシャツやネクタイによって、様々な表情を演出してくれる色です。
ライトグレースーツ×ピンクカラーシャツ×ライトグレーソリッドタイ
ライトグレーのスーツに、ピンク色のシャツ、そしてライトグレーの小紋柄のネクタイを合わせたコーディネートです。
ピンクのシャツに、ライトグレーのネクタイを合わせることで、ネクタイの色が綺麗に浮かび上がってきます。
また、ネクタイのグレーが、シャツの色の甘さを抑えてくれます。
ライトグレースーツ×ピンクカラーシャツ×ブラウンのレジメンタルタイ
ライトグレーのスーツに、ピンク色のシャツ、そしてブラウンベースで、ピンクのラインがはいった、レジメンタルタイを合わせたコーディネートです。
ピンクのシャツに、単色のピンクのネクタイを合わせると、ピンクの訴求力が強くなりすぎてしまい、甘い印象になってしまいますが、ネクタイのベースの色を、同じ暖色でも、ブラウンにすることで、甘くなりすぎず、上品な印象になります。
ピンク系の色に、抵抗感がある方もいらっしゃると思いますが、上手く取り入れることで、ピンクの甘さを抑えた、おしゃれなコーディネートを楽しむことができます。
ライトグレースーツ×ピンクカラーシャツ×ブラックポルカドットタイ
ライトグレーのスーツに、ピンク色のシャツ、そしてブラックのポルカドットのネクタイを合わせたコーディネートです。
ドット柄は、柄が小さいとフォーマル、地色が濃いと、シックな印象になります。
写真にあるような、円の大きさが、5~10㎜の大きさのドットは、ポルカドットと呼ばれます。
上品で、優しい印象のあるポルカドットは、英国王室の、ダイアナ元妃も頻繁に着用されていた柄です。
少しカジュアルに見えがちな柄ではありますが、ブラックであれば、男性でも取り入れやすいのではないでしょうか。
ライトグレーのスーツ、ピンクシャツは共に、淡い色のため、少しぼやっとした印象になりやすいのですが、黒のネクタイをすることで、全体を引き締めてくれます。
まとめ
チャコールグレー、ミディアムグレー、ライトグレーの、3つの種類の、グレーのスーツに合わせる、ネクタイについてご案内させて頂きました。
寒色から暖色、中間色と、何色とも合わせることのでき、万能な色である、グレー。
スーツと一緒に、シャツやネクタイを新調しなくとも、今持っているシャツ・ネクタイを使って、着こなせる点がとても嬉しいですね。
1着2休と言って、スーツはなるべく1度着たら、2日休ませることで、より長持ちします。
(夏場など汗をかく量が多い時期は、1着3休、1日着たら、3日休ませることをおすすめします。)
社会人1~2年目の方は、手持ちのスーツが2着以下で、黒・紺だけの方は意外に多いのではないでしょうか。
また、着数は3着以上あるけど、内1着は、就職活動の時のリクルートスーツで、着ておらず、2着で着まわしている方も多いのはないでしょうか?
そんな着数が少ない方にとっても、グレーのスーツは便利な一着です。
今回ご案内させて頂いた、コーディネートも参考にして頂きながら、グレーのスーツの着こなしを楽しんでみてください。
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