グレー チェックスーツ特集!!
柄物のスーツと言えば、思い浮かぶのが「ストライプ」と「チェック」ではないでしょうか。
これまでは柄のスーツというと、「ストライプ」を選ばれる方が、非常に多かったのですが、段々とチェック柄を着用する方も増えてきております。
その理由は様々あると思いますが、理由の一つとしてあげられるのは、チェック柄は、ジャケットやパンツの単品使いが容易であるということです。
今、スーツショップには、チェック柄のスーツが豊富に展開されています。
この特集を読んで、チェック柄の基本と、着こなしの注意点を押さえ、チェック柄への第一歩を、踏み出してまいりましょう!
グレー チェックスーツ特集!!
○チェック柄の与える印象
○チェックの種類
・グレンチェック
・ハウンドトゥース
・ウィンドーペーン
○Warning!グレーチェックスーツの着こなし
・ネクタイはソリッド柄がおすすめ!
・柄物ネクタイを合わせる時はピッチ幅に気を付けよう!
○Recommendグレースーツ~チェック柄~
○まとめ
○関連ページ一覧
チェック柄の与える印象
一口に「チェック柄」といってもその種類は様々で、呼び名も変わります。
今までチェック柄を着た事が無いという方の中の多くは、上記の画像のような、「大柄のチェック」のイメージから、「派手」・「合わせずらい」といった印象をもたれているのではないでしょうか。
確かに、チェック柄は、無地やストライプ柄に比べると、カジュアルな印象になりやすい柄です。
ストライプ柄のような、「真面目」・「かっちり」といった印象は薄くなる傾向があります。
その逆に「柔らかい」「親しみやすい」「お洒落」といった印象を演出することができます。
多くの方は、「チェック柄を着ている自分」を見慣れていないので、着る事に抵抗があるかと思いますが、一度袖を通してみると、着こなしの幅が増えたり、周りからの印象が変わったりと、その良さを実感して頂けると思います。
チェック柄は、格子が大きくなると、カジュアルな印象になります。
格子が小さくなると、フォーマルな雰囲気を演出できます。
着るシーンによって、チェック柄を使い分ける事も、チェック柄スーツを着こなす上で大事なポイントです。
これからいくつかの代表的なチェック柄をご紹介させて頂きます。
どれも伝統的な柄で、多くのジェントルマンに愛されてきたチェック柄ばかりです。
そのような歴史にも触れて頂いて、チェック柄への苦手意識を払拭して頂けたら幸いです。
チェックの種類
グレンチェック(グレナカートチェック)
英国の代表的な柄である「グレンチェック」。
正式名称を「グレナカートチェック」といいます。
画像を良く見ると、次項で紹介する「千鳥格子柄」が無数に並んでいるのがお分かりになるかと思います。
この大小の千鳥格子柄と、ヘアラインの格子柄を組み合わせた柄を「グレンチェック」と呼びます。英国の伝統的な柄で、かのウィンザー公が英国王子だった頃に愛用していた、ブルーの格子柄が入った1着は「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ばれます。
※グレンチェックは、イタリアでは「ガレス」と呼ばれています。
何故ガレスと呼ぶかというと、イタリア語のガレスはウェールズを意味する言葉だからです。
正式には Principe di Galles (プリンチペ ディ ガレス) といいます。
”プリンス・オブ・ウェールズ”
グレンチェックは季節問わず、全ての生地ブランドが、定番で扱っているといっても、過言ではない程、紳士のワードローブには無くてはならい柄として、認識されています。
グレンチェックはスコットランド発祥の柄で、スコットランドのアーカートという地にある谷(グレン)で織られた所から、そう呼ばれるようになったという説と、当時チェック柄は、家紋のようなもので、グレナカート家の家紋の柄であるということから、「グレナカートチェック」と呼ばれていた柄が、略されて「グレンチェック」になった、という説があります。
ジャケット単品や、パンツ単品でも良く用いられる柄のため、汎用性が高く、英国柄人気の高まりで、注目を集めている柄です。
白・黒・グレーの配色が基本ですが、近年はよりビジネスでも使いやすいネイビーや、単品使いし易いブラウン等、様々なカラーでリリースされています。
ハウンドトゥース(千鳥格子)
先程も少し出てきましたが、ハウンドトゥースとは「hound`s tooth」と表記し、「猟犬の牙」を意味しています。
言葉の通り、犬の牙が並んでいるように見える事から名付けられましたが、日本では鳥が飛んでいるように見える事から「千鳥格子」と呼ばれています。
世の中には、大小様々な大きさの、ハウンドトゥースが存在します。
大きなハウンドトゥースは、ジャケット単体やコートで用いられることが多く、小さいハウンドトゥースは、上品な印象になることから、スーツの柄でよく用いられます。
遠目には無地っぽく見える為、チェック柄を初めて着る方でもトライしやすい柄といえます。
カラーはグレンチェックと同じく、白×黒が基本ですが、現在は様々なカラーで展開されています。
グレー以外の色だと、ネイビー・ブルー系がおすすめです。
ネイビー・ブルー系の色ならば、ジャケット・パンツをそれぞれ単品使いがしやすいです。
ウィンドーペン
名前の通り、窓の格子のような、単色の四角形の格子柄が特徴の柄です。
線がハッキリしており、今までの柄よりも派手に映るかもしれませんが、
ウィンドーペンも、英国古来の伝統的な柄で、クラシックな印象で貫録のある雰囲気を演出できます。
こちらも英国クラシック人気の流れで、近年注目度が高まっている柄です。
ウィンドーペンは、ジャケットでも良く採用される柄ですので、ジャケパンスタイルのジャケット代わりにも有効です。
その際は、上がインパクトのある、大きな柄になりますので、合わせるパンツは、無地や、無地に近い細かい柄を合わせるのが無難です。
Warning!グレーチェックスーツの着こなし
ここまで、代表的なチェック柄をご紹介させて頂きました。
それでは、次に、チェック柄スーツを実際に着こなすにあたって、いくつか注意点をご案内させて頂きます。
ネクタイはソリッド柄がおすすめ!
チェック柄スーツを着こなすに当たって、スーツ・シャツ・ネクタイの全てを柄物にしてしまうと、柄同士が喧嘩してうるさく見え、落ち着きの無い印象を与えてしまいます。
せっかくの英国柄スーツが、主張が強すぎる組み合わせによって、散らかった印象に見えてしまいます。
Vゾーンの組み合わせを考える時には、スーツ・シャツ・ネクタイの3つのうち、柄物は2つまでに抑えることをおすすめします。
特にチェック柄のスーツに合わせる場合は、ネクタイはソリッド(無地)にした方がまとまりやすいので、おすすめです。
チェックのスーツに、ストライプのシャツを合わせても、ネクタイをソリッド(無地)にすると、全体のコーディネートがまとまります。
チェックの柄が引き立ち、上品な雰囲気を演出できます。
柄物ネクタイを合わせる時はピッチ幅に気を付けよう!
まずはソリッドタイをご案内させて頂きましたが、シャツが、無地や弱めの柄の場合は、柄物のネクタイを合わせても大丈夫です。
ここで気をつけるべきは、ネクタイの柄の「幅(ピッチ)」です。
ウィンドーペーンのスーツに、大柄・ピッチ幅の広いネクタイを合わせると、柄同士が喧嘩してしまい、しつこい印象になることがあります。
ファッションとしては、そういった着こなしも有りですが、相手のあるビジネスという場においては、避けたほうが無難です。
スーツが大柄の場合、ネクタイは小さい柄にすると、落ち着いたまとまりのあるVゾーンになります。
これはチェック柄に限らず、幅の広いストライプのスーツに合わせる時も、有効なので、是非試してみて下さい。
Recommendグレーチェックスーツ
ここではスーツセレクトで展開している、グレーのチェック柄のスーツの中から、おすすめのスーツを紹介します。
※ご紹介させて頂くスーツは、在庫に限りがありますので、予めご了承ください。
最もベーシックな、白×黒×グレーのグレンチェック柄の1着です。
ピークドラペルにチェンジポケットを加えたジャケット、2プリーツとサイドアジャスターが付属するパンツといった、旬な英国調のディティールを盛り込んだスーツです。
英国のウェストヨークシャーで創業した「ALFRED BROWN」社の英国産生地を採用しており、まさに「英国クラシック」なスーツスタイルをお楽しみ頂けます。
こちらはより合わせやすい、グレー×ブラックのハウンドトゥース柄の1着です。
英国スーツに良く見られるスラントポケットや、「X」に近いフロントカット、ノータックのテーパードパンツが特徴で、身体にフィットする英国らしいシルエットをお楽しみ頂けます。
素材に希少な「ニュージーランドウール」を採用しながらも、家庭の温水シャワーで洗えて、清潔感をキープ出来る「シャワークリーン」機能を持たせました。
高品質の生地でありながら、洗えるという、機能に優れた1着です。
ライトグレー地に、濃いグレーのウィンドーペンをきった1着です。
リネンミックスのカスれた風合いが、こなれ感を演出し、ジャケット単品でも使いやすくなっています。
クラシックな英国調の柄でありながら、肩パットを抜いたアンコン仕立てになっており、リラックスした着心地が、特徴的なスーツです。
クラシックな柄を、現代的なシルエットでお楽しみ頂けます。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
今までチェック柄に抵抗感があった方も、合わせ方のコツさえ知れば、思いのほか簡単に、着こなせると感じて頂けたのではないでしょうか。
チェック柄のスーツは、無地のスーツと組み合わせて、ジャケットとパンツを入れ替えて着こなせば、2着で4通りの着こなしが楽しむことができます。
ドレスコードが緩くなって、ジャケパンスタイルの方が増えている昨今、取り入れない手はありません。
特に、今回ご紹介させて頂いた、グレーのチェック柄のスーツに関しては、インナー(シャツ・ネクタイ)との、柄合わせだけ気をつければ、何色でもあうため、着こなしの幅が更に広がるので、おすすめです。
最近は「英国クラシック」の盛り上がりで、今回ご紹介した英国柄のスーツが注目されています。
「これは一過性で、今だけ流行している」というわけではありません。
確かに今は特に注目されていますが、グレンチェックやハウンドトゥースは、紳士のワードローブには無くてはならない、普遍的な柄です。
シルエットやディティールは時代によって変化していますが、柄自体は無くなりません。
是非、今回の記事で気になったチェック柄がありましたら、試してみて下さい。末長く付き合える1着に、巡り合えるかもしれませんよ。
関連ページ一覧
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